敏江がハナへの復讐のために躍起になっている頃、ハナの元に深見という一人の男が現れる。
というところまでが前回までのお話。
高嶋津家への強い憎悪を抱いたその男は、どんな用件でハナに近づいたのか…
そして今回、ハナにひどい復讐をされたあの人が久々に登場!
あの人は今?…的な?!(笑)
今回もいってみよ!
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『美醜の大地』第10話「協力者」のあらすじネタバレ
慎重なハナは深見を警戒
深見は、自らで調べた情報とヤエ子から聞き出した情報で、昔ハナ達の間で何があったのか、そして現在ハナが何をしているのかもすべて知っていた。
そのうえで、自分も高嶋津家に恨みがあるから、復讐を協力したいと申し出たが、慎重なハナはそれをあっさりと断る。
深見から渡された名刺を手に、ハナは昔からの知り合い「鶴田」に深見について探ってもらうようにお願いをする。
綿貫が見た百子のその後
ハナの周りで起こる事件について、昔の関係者に当たっていた新聞記者の綿貫は、百子の実家を訪れる。
そこには、売春宿で薬漬けにされ、心も体もボロボロの廃人となった百子の姿があった。
「杏一郎」の名を叫びながら、廃人となって今だ夢を見続けている百子に、綿貫はハナの復讐の恐ろしさを改めて知る。
敏江の刃が牙をむく
死んだスミ子と菜穂子(ハナ)が働いていたカフェに、敏江が訪れる。
閉店した店内にはマスターと敏江だけ。敏江は菜穂子の居所をつかもうとマスターに詰め寄った。
鬼気迫る様子の敏江に菜穂子の危険を感じ、頑なに口を割らなかったマスターは、敏江の手によって刺殺されてしまった。
菊乃に確認をとったハナは、マスターの事件の犯人は敏江だと確信する。
スミ子の事件、マスターの事件によって、「小石川菜穂子」という人物が警察の捜査線上に上がることを危惧したハナ。
これからの事を考えたハナは、深見に連絡を取り、再び会う事にする。
『美醜の大地』第10話を読んだ感想
つっ、ついに敏江がとんでもないことしでかしたー!
失うものは何もないって感じで、自分の思うままに行動する敏江の無敵感よ。
ハナは、本当にもう一度この女を地獄へと送り返すことができるの?
って心配になるくらい。
カフェのマスター本当いい人!
最後まで敏江に菜穂子(ハナ)の事喋らなかったし、まだ息のあるときに発見されて、その時も
「みにくい女が…菜穂子ちゃんをおって…」
って最後まで菜穂子の身を案じていたマスター。
こんないい人を、迷いもなく手にかけれる根っからの悪女 敏江には、
それ相応の地獄が待っていてほしい!
と願っているのは私だけではないはず!
そして、久々に登場した百子。
…は、おぞましい姿になってた!
リングの貞子を思い出させる登場の仕方で(笑)そりゃ綿貫さんも悲鳴あげるって。
あんだけヤバくなったら客も取れないだろうし、それで家に帰れたのかな。
綿貫に迫った時に着物をはだけて見せた上半身は、骨と皮だけ。肌もボロボロになっていて、顔もまるで化け物。
精神を病んであそこまで壊れてしまった百子は、敏江のようにハナの元へ舞い戻ってくることはないでしょう。
そして深見。
自分の目的のためなら、使えるものは何だって利用する!
っていうちょっとこれまた病んだ性格で。
ハナのことも、今はそのためのコマとしてしか見てない様子。
でも同じく人生を復讐にそそぐハナといるうちに、何かしらこの歪んだ性格が修正することがあるのでは?なんてちょっと期待もしてる。
復讐に協力するという深見に再会したハナは、これからどんな行動に?
まだまだ目が離せません!
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