愛する絢子の心を動かした謎の男に、憎しみを募らせた白川が描かれた前回。
その男というのが、深見栄一。
ハナの為とはいえ、躊躇なく絢子を階段から投げ飛したこの栄一も、何かしら心に闇を抱えていそうですよね。
そんな栄一の過去が今回明らかになります。
高島津家に強い恨みを持つ栄一の過去とは…
今回も行ってみましょ!
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『美醜の大地』第16話「栄一の過去」のあらすじネタバレ
女は醜い生き物
幼い頃、母が家を出てほどなく父親が自殺したことで、叔父の家に引き取られた栄一。
その家の娘である義姉の許嫁として共に育てられ、叔父の後を継げるように勉学に励んでいたある日。
「あなたの母親は金持ちの妾になり、異父兄弟を生んだ」と義母に聞かされる。
そして、もらわれっ子に拒否権はないと、義母と義姉によって無理やり凌辱された栄一。
自分の幸せの為に家族を捨てた母親。
嫌がる自分のカラダを無理やり弄んだ女たち。
そんな過去のトラウマが、「女はみんな汚らわしくて醜い生き物だ」と栄一に思わせた。
菜穂子はハナの協力者?
刑事をしている後輩の相原から呼び出された綿貫。
絢子の事件の現場で、以前こっそり調べてもらった菜穂子の指紋が出た事を知らされる。
ハナの復讐に菜穂子が深く関係していることを確信した綿貫だが、その2人を強く結びつける理由がまだ見当たらず、頭を抱える。
憔悴するハナの前に現れたのは…
絢子を目の前にして失態をさらしたことに、情けなさのあまり憔悴するハナ。
「本当に恐ろしいのは何も果たせずに終わってしまう事」という深見の言葉に、心を奮い立たせようとするハナだったが、絢子への恐怖心がいまだ克服できずにいた。
寒空の下、一人涙するハナの元に、偶然綿貫が現れる。
『美醜の大地』第16話を読んだ感想
栄一の過去…
なかなか強烈でしたねー。
引き取られた叔父さんの家にいた、なかなか見てくれの悪い母娘。
顔はともかく、心まで醜い母娘に無理やり凌辱され、母の真実を知ったことで、栄一の闇は深くなってしまったのか。
でも
「女なんて所詮…」
とハナに迫った時の栄一の心には、ちょっと違う感情が芽生えてそうな気がしないでもない。
自分と同じように憎しみの中で生きているハナの中にある清い心に、少なからず惹かれてる栄一もいるんじゃないかなと思ったり。
ハナは全くその気にはなってませんが、これから先どうなるやら、ここも楽しみですよね。
そして、恋い焦がれた謎に包まれた女性、菜穂子(ハナ)を見つけた綿貫。
「市村ハナと菜穂子が同一人物」だとまだ知らない綿貫は、まだあたまの中がごっちゃごちゃ。
でも指紋によってこの2人が密接な関係にあり、これまでの事件に関わっているっていうのは分かってる…。
そんな菜穂子を偶然にも見つけてしまった綿貫は、果たしてどんな行動に出るのか。
正義感から刑事をしている後輩の元に連れていく?
それとも、恋愛感情を捨てきれずにそのまま逃がす?
次回も超絶楽しみです!
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